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seed × yumiko iihoshi porcelain
コラボレーション ピッチャーとハーブブーケset

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私の朝のルーティーン。
それはピッチャーに並々のハーブティーを煎れることからはじまります。口いっぱいまでたっぷりとつくり、午前中の間にゆっくりと飲み干します。ハーブティーはその日の気分や体調に合わせて選びますが、最近はドライハーブを数種類購入して、自分好みのブレンドを楽しんでいます。

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2017年10月に吉祥寺にあるギャラリー フェブで開催した「花器展」。12人の作家の方にご参加いただいた中で、イイホシユミコさんと一緒に考えたのがこのピッチャーです。「花器と限定するのではなく、普段使いの食器を花器にみたてる楽しさを知ってほしい」。そんな想いから生まれたこのピッチャーはイイホシさんと私、それぞれ二人のこだわりがつまったものとなりました。

まずは形から。一番にこだわったのは口の部分です。イイホシさんいわく「水切れが命」。意匠としても美しく、でもやはり一番大切なのはその実用性。がっしりと大きくつくられた持ち手は花を生けた時のバランスも考えられています。

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半磁器と呼ばれる土を使っており、その土の部分には鉄分が含まれているため焼く際に熱せられると反応し、赤茶色の生地となります。そのため真っ白な釉薬をかけていますが、白〜ベージュのニュアンスがそれぞれに美しい。窯の中でどの位置に置かれていたかによってその色合いの出かたが変わり、一期一会の肌感を楽しんでいただけるようなものとなっています。ぜひ、どんな風合いのものが届くのかを楽しみになさってください。

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また今回は、高知県でハーブを育てている「まるふく農園」のハーブブーケもセットでおつけいたします。まずは、目でそのハーブたちを楽しんでいただき、料理やお茶などにして続きの楽しみまで味わっていただきたいです。

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「seed」は、さまざまな人とのつながりで種まきのような新しい試みを繰り返すプロジェクトです。ご一緒する方にとっても、このプロジェクトを通じて新しい扉を開けることになり、一歩を踏み出すようなことをしたいと思っています。

以前、沢山の反響をいただいたピッチャーを、今回またこのような形でみなさんにご紹介できて本当に嬉しいです。何より私自身、毎朝の暮らしの道具として欠かせないピッチャーをお届けできることとなりとても幸せです。

平井かずみ

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写真 近藤沙菜


yumiko iihoshi porcelain

作家イイホシ ユミコがデザインとプロデュースを手掛けるテーブルウェアブランド。2007年の誕生以来、「手づくりとプロダクトの境界にあるもの」をコンセプトに、量産でありながら温かみのある食器作りを目指して、オリジナルの色と形状で日本各地の窯元と製作。職人の手作業により生まれるひとつひとつの異なる表情こそが愛着となり、味気ない量産食器にはない独特の良さを提案しています。卓越したクラフトマンシップによる安定した丈夫なつくりと、お料理を引き立てるすっきりとした清潔なデザインは、プロフェッショナルからも高い支持を集め、現在では多くのレストランやカフェ、ホテルなどで採用されています。